インパクトホールディングスがMBOで株式を非公開化することを発表。ベインキャピタルと組んでTOBを行い、福井康夫社長らの所有分を除く約82%の株式取得を目指す。買付代金は最大272億4000万円。TOBが成立すれば、東証グロース市場への上場が廃止となる。インパクトHDはフィールドマーケティング事業を主力とするが、市場環境の変化に対応するために非公開化を決定した。M&Aアドバイザーとしては、インパクトHDが競争力を維持するためには、機動的な経営体制が必要であり、今回のMBOはそのための戦略的な決断であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。